kindle unlimitedでマンガ4話読めたので読んでみたら全然2度目の人生に行く気配がなくて気になってしまったので原作小説も読みました。原作は全2巻で2巻ともkindle unlimited
対象で最後まで読めます。
ていうか、タイトル長すぎない?
漫画版⬇️
侯爵令嬢のアナスタシアは誰もがうらやむ美貌の持ち主。貴族として気高く育てられ、それなりの家に嫁ぐものと思われたが、王命により平民出身の男爵である騎士団長イーサンに嫁ぐことに。貴族至上主義の両親に育てられたアナスタシアは元平民に嫁ぐことを屈辱と捉えていたので「あなたのせいで私の人生がめちゃくちゃになった」とイーサンをなじる。しかし常にやさしく愛情深く接してくれるイーサンに、アナスタシアはどんどん惹かれていくのであった…。
と言う感じの話。マンガの4話まではこのあたりまでしか進んでなくて、おやおや全然2度目の人生にならんなと思ったんですよ。2度目の人生ものってサクサク1話目から2度目の人生に行くのが多いよね。ということで原作を読みました。
初めてのデートでオペラを観る二人。幸せに浸っていると上がる火の手。騎士団長であるイーサンは劇場にいる人々を救うために火に包まれた劇場の中に向かい、水魔法が使えるアナスタシアも、居あわせた幼なじみテオドールの制止を振り切って火の中に。落ちてくるシャンデリアからイーサンを守り、アナスタシアは命を落とす…。目がさめたら結婚の1ヶ月前に戻っていた。2度目の人生ではなぜかイーサンとの結婚の話がない。イーサンへの気持ちをあきらめきれないアナスタシアはアプローチを開始するもイーサンはなぜか塩対応で…!?ということです。
もうこの手のやつは、タイトルがあらすじなんよ。あと、もはやタイトルだけで2度目の人生で夫が塩対応な理由がわかる…!ラノベ読みすぎ疑惑。
(⬇️この先、めっちゃネタバレしています)
感想を言っちゃうとだねえ、これ、ヒロインが侯爵家で身分が高かったから成立した話だね。ていうか、こういう系の話はそもそもどれもそうか。イーサンがアナスタシアを好きになったきっかけが、幼少期にアナスタシアがイーサンを救ったからっていうことなんだけど、アナスタシアが侯爵家で身分が高かったから成立したけど平民だったらなんともならなかったのでは?と思ってしまった。私、さめすぎ?ちょっと自分が悲しくなってきた。
それでは、ヒロインが近所に住んでいる同じ平民だったと仮定してみましょう。
平民上がりの領主(男爵)の圧制に苦しむ平民。病気になっても医者にかかれるお金があるはずもなく、薬も飲めずあの世に召される祖父母。白い花が咲いている木の下にお墓を作り、祈っているときに近所に住む女の子アナスタシアに話しかけられる。身の上話をして「うちも、同じだよ」となぐさめあう二人。出稼ぎに出ている父と兄。母と妹を守るのは自分しかいない。働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手をみる。どうやって生きていけばいいのか。日々の暮らしに精一杯で過ぎていく月日。いつになったらこの暮らしから抜け出せるのか先が見えない…。
ほらね、お互いに貧しい暮らしをしているせいで何も発展せずに終わってしまった。ヒロインが侯爵家のお嬢様だから身分を利用して、領主(男爵)を没落させることができたわけだし、出会った平民の男の子に「強くなればいいんじゃない?騎士として功績をあげれば貴族になれる」と言えたわけで。ヒロインが侯爵令嬢じゃなかったら、この将来夫になる平民の男の子は奮起して貧困家庭から抜け出すこともできなかったわけですよ。
とか、ぶつくさ文句を言っていますが、物語ってだいたいそうなわけです。身分とかチャンスをうまく活用できるかどうかでその後の人生が決まってくるのはあたりまえの話。クランボルツも「個人のキャリアの8割は予期しない偶然の出来事によって形成される」って言っていた。平民から騎士団長になって貴族になれたのは、イーサンが偶然の出来事をうまくつかんで努力した結果なわけだ。
でも、この侯爵令嬢の幼なじみの男テオドール、めっちゃかわいそうじゃない?なぜか私はこの男に心を寄せてしまう。アナスタシアのことを幼い頃からずっと好きで大切に守ってきたのに、急に他の男に取られてしまい、ジタバタしてみたところで何も得られるものはないどころか、終身刑。
この人が幸せになる世界があってもいいのではないだろうか。だってイーサンが出てくるまでアナスタシアを色んな人からの嫌がらせからずっと守ってきたのはこの男だよ。
(注:アナスタシアは誰もがうらやむ存在だったため、色んな人にストーカーされたり嫉妬されたり嫌がらせされたりしていたけど、アナスタシアが気付くか気付かないかのうちにテオドールがあの手この手で解決してくれていた)
まあ、守る方向性とジタバタの方向性を間違えていたという気もする。間違え過ぎた結果がこの話だよ。
テオドールは天才と言われていて炎の魔法が得意らしいから、方向性を間違わなければ英雄になっていたに違いない。というかアナスタシアは別にイーサンの戦闘力に惚れたわけでもないから、幼い頃から素直にアプローチしていたら違う展開があったのではと思わんこともない。それができないからこうなったのか。
もしかしたら「素直」というのは簡単なようでなかなかできない最強のスキルなのではないだろうか。
世の中、うまくいかないものね…と、身に染みた話でありました。別に私の身には染みてはないんだけど。
最後に言いたいのは、あーだこーだぶつくさ言いつつも、おもしろかったです。私もこんな愛情深い夫が欲しい。
ただ強いて言えば、平民から騎士団長になった男性ということで、もっとゴツい男性がよかった…。

⬆️小説の内容よりあやしいかんじに生成してみた。

⬆️これも良い。PixAIはこういうの得意だね。












